円柱野郎

Disney's クリスマス・キャロルの円柱野郎のネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

言わずとしれた有名な物語だけど、そもそも偏屈爺が自身の過去・現在・未来を見せつけられることで改心するという教訓じみた話なので、ラスト以外は全体的に暗い。またリアル(生々しいという意味ではない)なキャラクター造形も相まって、精霊の描写などはホラー的な怖さがある気もするなあ。
立体映画としての画面設計はかなり当を得ているもので、正直立体映画が苦手な俺も立体感がずいぶん楽しめたし、観ていてもそんなにしんどく感じなかった。ロバート・ゼメキス監督はかなり立体演出のノウハウを蓄積している様子です。
それにしてもスクルージという人物には少なからず共感してしまうところがある。俺も自分の行いを省みて、“未来のスクルージ”のようにならないように反省。未来は自分次第で変えられるというテーマは同監督の「バック・トゥ・ザ・フューチャー」にも共通するところだね。そういえば馬車の後ろに捕まって滑るシーンもあったけど、あれはセルフパロディなんだろうか。
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