ザ・デッド/「ダブリン市民」よりに投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)

「ザ・デッド/「ダブリン市民」より」に投稿された感想・評価

もはや“面白い映画”なんかを撮ることにはなんの未練もないという境地に達したジョン・ヒューストンの遺作。パーティに招かれた登場人物と一緒に拍手する参加型上映を強く推奨する。
酒癖の悪いフレディに対する…

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無抑揚な語り口では隠蔽しきれない死の香り漂う遺作。恒例のホームパーティに招待された人々が楽しむふりをするだけの室内劇なのに、一度たりとも視線が合わない恐怖というか、互いの存在を認識していないような狂…

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qwerty6

qwerty6の感想・評価

3.7
1001
based on the novel《The Dead》(1914)
by James Joyce(1882-1941)
Dublin, 1904
1904年アイルランドダブリン,親戚パーティ,ガチョウ,お開き,夜空
中庭

中庭の感想・評価

4.0

誰かが注目を集めれば、皆会話をやめてそちらの方を向くし、ピアノに聴き入る人々のグループはそれぞれ控えめな位置の固定ショットで繋げられ、他の誰かに呼ばれた者は抵抗する素ぶりも見せずその元へ歩み近付く。…

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あかね

あかねの感想・評価

4.0

ジョンヒューストンの有名な遺作。
これが公開する前に彼は亡くなった。
まるで自分の最期に気付いていたかのよう

美しいし、切ないし、温かい。
クリスマスが終わる帰り道の切なさ。
ふと見上げた空が切な…

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おもて

おもての感想・評価

3.8
最初からしばらくは楽しそうなパーティーのシーンが続くけど後半切ないな、、
雪が積もった橋の上を通っていく馬車が美しいし、最後は語りと共に雪が舞うのもすごくいい
堊

堊の感想・評価

3.3

死について、恋について、神の慈悲のために人は生きるのか?ラスト、馬車以降のためにそれまでの一時間がある気がする。朗読と演奏を顔で繋いでいく『fat city』の監督はとても『マルタの鷹』の監督と同じ…

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natsu

natsuの感想・評価

3.5
パーティーの最中に階段を上がり、想い出の品々を眺めてまわるのは、もうこの世にはいない人達か?ゲイブリエルの独白はポエムのように心にしみます。

何故か急に見たくなった、30年以上前のジョン・ヒューストンの遺作。

20世紀初頭の貴族らの小さなパーティって感じの雰囲気は良かったが、長回しが多くないのにベルイマンやドライヤーの演劇的作品以上に演…

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