もはや“面白い映画”なんかを撮ることにはなんの未練もないという境地に達したジョン・ヒューストンの遺作。パーティに招かれた登場人物と一緒に拍手する参加型上映を強く推奨する。
酒癖の悪いフレディに対する…
無抑揚な語り口では隠蔽しきれない死の香り漂う遺作。恒例のホームパーティに招待された人々が楽しむふりをするだけの室内劇なのに、一度たりとも視線が合わない恐怖というか、互いの存在を認識していないような狂…
>>続きを読む誰かが注目を集めれば、皆会話をやめてそちらの方を向くし、ピアノに聴き入る人々のグループはそれぞれ控えめな位置の固定ショットで繋げられ、他の誰かに呼ばれた者は抵抗する素ぶりも見せずその元へ歩み近付く。…
>>続きを読むジョンヒューストンの有名な遺作。
これが公開する前に彼は亡くなった。
まるで自分の最期に気付いていたかのよう
美しいし、切ないし、温かい。
クリスマスが終わる帰り道の切なさ。
ふと見上げた空が切な…
死について、恋について、神の慈悲のために人は生きるのか?ラスト、馬車以降のためにそれまでの一時間がある気がする。朗読と演奏を顔で繋いでいく『fat city』の監督はとても『マルタの鷹』の監督と同じ…
>>続きを読む何故か急に見たくなった、30年以上前のジョン・ヒューストンの遺作。
20世紀初頭の貴族らの小さなパーティって感じの雰囲気は良かったが、長回しが多くないのにベルイマンやドライヤーの演劇的作品以上に演…