ダブリン市民はジェイムズジョイスという人が20世紀のはじめに書いた。
それ以外のことはとくに知らない。
わたしは高校生のとき読んだ。
同じ頃ジョンヒューストンがダブリン市民のなかでもっともゆうめいな…
遠い昔に置いてきた我が身と共にある想い出。
故郷であり、家族であり、初恋であり、苦悩であり、懐かしい原風景とともにある我が身は若々しくも、影も無き無垢な白に見えながら、路傍に積まれた雪に同じく、時…
すごく好きな映画なので時々見てしまいます、ひさびさの6回目。舞台はアイルランドのダブリン。静かに雪の降るクリスマスの夜。元音楽教師の老姉妹が毎年開く親族のパーティーに、今年もみんな集まってくる。終盤…
>>続きを読む年代の混ざった親戚友人のクリスマスのパーティの様子がただただ淡々と描かれる。地味ながらそれぞれの人となりがわかってくる。特に派手なハプニングは起こらないが、帰り際に階上から聴こえてくるピアノにアンジ…
>>続きを読むラストの雪をバックにしたナレーションがあまりにも心地よすぎて、エモすぎて、何度も繰り返し見ていた。詩の朗読、ピアノ演奏、ダンス、晩餐会、などドラマティックな出来事はさして起こらずたわいもない場面が続…
>>続きを読む『雪が宇宙のなかをしんしんと降りそそぐのを、そして、すべての生者たちと死者たちの上に、最後のときが到来したかのように、しんしんと降りそそぐのを耳にしながら、彼の魂はゆっくりと意識を失っていった。』(…
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