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ワイルドシングス4の消費者のレビュー・感想・評価

ワイルドシングス4(2010年製作の映画)
2.6
・ジャンル
エロティックサスペンス/クライム

・あらすじ
ボートレースの選手で富豪、テッド・ホィートリーの息子であるカーソン
彼は母の死後、テッドと反目しあっていた
そんな中、テッドはカーレースで事故に遭い突如として死んでしまう
しかしテッドの代理人、ジョージによってカーソンは無情にも最低限の経費を除いて30歳まで相続は不可能だと告げる
更に一度キスしただけの女性、ブランディはカーソンによるレイプ被害を主張
窮地に追い込まれたカーソンは新たに必要経費を遺産から引き出せる特例の1つである条件、結婚を決意
そうしてカーソンは恋人のレイチェルと夫婦となる
だが全てはレイプ被害を主張したレイチェルの幼馴染で恋人のブランディ、レイチェルの友人であるリンダ、そしてカーソンとレイチェルによって計画された謀略だった
順調に進み始めていたかに見えた彼らの計画だったが刑事のフランクが疑念を抱き追求を始めた事で旅費を求めていただけのリンダ以外の3人は不安を抱き始め…

・感想
バイセクシャル関係を持つ者達の謀略と相次ぐどんでん返しを軸とした「ワイルド・シングス」の4作目にして最終作品

今作は原題でfoursome(4P)と銘打たれている通り、前作までと異なり4人の共犯者がメインとなっている
それが毎度の事として起こるどんでん返しで4人に含まれる人物が終盤から入れ替わるという点はまぁまぁ面白かった
動機もこれまでと同様にしっかりとあるので話としても不自然ではない
ただグルとなる者がコロコロ入れ替わり過ぎて1作目の様にどんでん返しが取ってつけた様になっていたのは否めない

もう1つの売りである性的描写も18禁となっている割にやっぱりソフトでそこもまた物足りない(おっぱいが出し惜しみされないのは良かったけど…w)
そして何より気になったのは謀略が露わになるまでの展開が早過ぎてお決まりのストーリーの踏襲の域を出ていないのも最終作品だから尚更微妙に感じてしまう

とりあえずシリーズは完走出来たけど知名度の割には面白くなかったかなぁ…
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