よく外国人が日本を撮ると違和感だらけの間違ったニッポンが目に付きますが…
これは違った意味で変な日本が描かれておりました。。
阪神・淡路大震災の15年後を取材すべくフランス人女性のジャーナリストが通訳の西島秀俊と被災者の家を訪ね歩くんですが…そこで寡黙な男、阿部寛と出会うんですが…その阿部寛が…。
なんじゃこの映画は!
どうやらこのフランス人監督は映画学校の卒業制作だそうで…海外の学生の映画で西島秀俊とか阿部寛とか倍賞美津子をキャスティングできるのか!?ストーリーと同じくらい謎である。。
この脚本に日本人の誰かがツッこんであげないと…!!特に阿部寛がツッコまないと。。
本当は90分あるらしいですが日本公開版は82分。この隠された8分間にもっと摩訶不思議な事が描かれてそうでコワイ。。
ただ、この狂った設定だけ無視して見ると静かな雰囲気だけは嫌いじゃないです。
フランス語分かりませんけど、西島秀俊のフランス語のリズム感、キレイでした!
他の日本人俳優も英語かフランス語しゃべってて尊敬します。こんな映画のために。。
ウェイン・ワン監督の新作『女が眠る時』もあまり評判が宜しくないようですし…海外の人が日本を撮るのは厳しいのかしら。。
ホウ・シャオシェン監督が撮った『珈琲時光』は好きです!