福福吉吉

PARKER パーカーの福福吉吉のレビュー・感想・評価

PARKER パーカー(2013年製作の映画)
2.0
パーカー(ジェイソン・ステイサム)は他の4人の仲間とともに強盗を行う。無事成功するが、他の4人からの次の強盗を持ちかけられ、拒否したパーカーは4人に襲われ、瀕死の重傷を負った。
通りがかりの人に助けられ、命を救われたパーカーは4人から自分の取り分を取り返すため、4人の行き先を追う。

ストーリーとして、パーカーはあくまで強盗なので、どんなにできるだけ犠牲を出さない流儀を持っていようが、悪党であり、感情移入する対象でなく第三者として観ている感じでした。
最初に派手に強盗するが、4人の仲間により瀕死の状態にされた以降、4人を追うストーリー展開がいまひとつ地味に映った。多分、私の中に「トランスポーター」の切れのある戦闘アクションのイメージがあったので、4人の足取りを追うため、次々と関係者を叩きのめすのだが、あっけなく感じてしまった。

本作のヒロインとして不動産会社のレスリー(ジェニファー・ロペス)が大きくパーカーの行動に関わってくるのだが、パーカーには既にクレアという恋人がいるので、パーカーのパートナーとしてもう一つ踏み込み切れない中途半端な立場で終わってしまって残念でした。

ストーリー後半も、4人の背後のマフィア・ダンジンガーの存在がやたらと強調される割に、大した出番もなく、盛り上がりに欠けました。

全体としては面白みに欠ける内容だったと思います。

余談ですが、パーカーの日本語吹き替えを担当している山路和弘さんはジェイソン・ステイサムのイメージとぴったり過ぎてビックリした。ステイサムが日本語を話しているのかと思った。
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