逃げるし恥だし役立たず

PARKER パーカーの逃げるし恥だし役立たずのレビュー・感想・評価

PARKER パーカー(2013年製作の映画)
4.0
プロフェッショナルな一匹狼の強盗として闇社会に生きるパーカー(ジェイソン・ステイサム)がメランダー(マイケル・チクリス)率いる犯罪グループの四人組とオハイオで大金強奪に成功するが、逃亡中に次の仕事を断ったパーカーはメランダー達から瀕死の重傷を負わされる。一命を取りとめたパーカーが繰り広げる復讐劇でジェイソン・ステイサム主演、リチャード・スタークの犯罪小説「悪党パーカー」シリーズの一作「悪党パーカー 地獄の分け前」を映画化したクライムアクション。
悪人パーカーの映画化は三度目(第一作「悪党パーカー 人狩り」が二度)。パーカー(ジェイソン・ステイサム)が恋人クレア(エマ・ブース)の父で情報屋のハーリー(ニック・ノルティ)から紹介されたメランダー(マイケル・チクリス)たち四人とオハイオ・ステートフェアの売上を強奪するも裏切りに合い、瀕死の状態で虎視眈々と復讐の準備を行い、シカゴ・マフィアからの追手をかわして、マイアミ・パームビーチで知り合った不動産営業のレスリー・ロジャース(ジェニファー・ロペス)と事の発端となった宝石強盗でメランダー一味から宝石を奪い取り復讐を果たすと云うストーリー。
ジェイソン・ステイタムの既視感アリアリのプロフェッショナル的な復讐劇だが、義理堅く悪党には情容赦ない完全無欠で最強無敵のジェイソン・ステイタムも突然の仲間の裏切りやシカゴ・マフィアからの刺客相手に瀕死の重症となり満身創痍で苦戦するのは新鮮である(まあ相変わらず不死身すぎるのは御約束だが…)。いつもよりアクションは少ないが、止まらない緊張感とジェイソン・ステイタムの観た事のない笑顔が出てくる緩急のバランスが面白く、ジェイソン・ステイタムの唯一無二のパーカーになっていてる。個人的にはトランスポーター等の他作品よりずっと楽しめる。
ジェニファー・ロペスの勝負下着ではない下着姿は凄くキュート!でも、堅物のジェイソン・ステイタム相手ではヒロインとしては少し気の毒な役回りだが…