ひろぽん

PARKER パーカーのひろぽんのレビュー・感想・評価

PARKER パーカー(2013年製作の映画)
3.3
天才強盗のパーカーは、大金強盗のため4人の仲間と大規模な作戦を計画する。しかし、その計画を成功させるも、車の中で次の強盗計画を断り裏切られて瀕死の重傷を負う。報復を誓った彼はパームビーチへ向かい、そこで出会った女性のレスリーと新たな計画を企てる。4人の中の1人が裏社会の人間と繋がりがあり、逆に命を狙われることになる。裏切られたパーカーの復讐物語。


汚い金しか奪わない。
悪者しか殺さない。
仕事は完璧に美しく行う。

己に厳格な3つのルールを課すパーカー。

犯罪者にも犯罪者なりの流儀がある。

強盗として闇社会を生きる男が道義を重んじ、義理人情を大切にし、助けられたら感謝の気持ちを忘れず筋を通す。

悪者の金持ちからお金を奪い、善良な市民にお金を配る行為は義賊の様な振る舞いだった。

敵のメランダーやダンジンガーは思いのほか大したことない。アクションシーンもやや少なめで盛り上げにかける印象を受ける。所々出てくる女性の裸のシーンもいらない気がした。

ジェイソン・ステイサムが全身血まみれでボロボロになるという不死身だけど強すぎないキャラ設定だったり、髪の毛がある白髪の神父姿を拝める事ができる珍しさは良かった。

ジェイソン・ステイサムは白いカウボーイハットや髪なんかよりも、カッコ良いハゲ頭が世界一似合う。

裏切った4人の始末が甘くパーカーが生きていたり、特に役に立つことのないレスリーの必要性がイマイチ感じられなかった。

ジェニファー・ロペスが絡み始めてからグダグダしてた印象。

ルールに厳格で恋人のクレアを一途に愛するパーカーというキャラは良かった。

気軽に楽しめるアクションとしては良い。
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