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箱入り息子の恋のマッサージ屋のレビュー・感想・評価

箱入り息子の恋(2013年製作の映画)
4.0
市役所の記録課で働く天雫健太郎(星野源)は無遅刻無欠勤で真面目だが、生まれて35年間彼女が出来た事がない。
見かねた父・寿男(平泉成)と母・フミ(森山良子)は健太郎に内緒で親が参加する代理お見合いに行く。
ある雨の日、土砂降りの中佇む女性にソッと傘を差し出した健太郎。
代理お見合いで誰にも相手にされなかったが、今井奈穂子(夏帆)の母・玲子(黒木瞳)から健太郎と会いたいと連絡がある。
健太郎が傘を渡したのは奈穂子で、彼女の両親も代理お見合いに参加していた。
そして奈穂子は実は盲目で・・・。

今や人気者になってしまった星野源の初主演映画。
コメディ色が強い作品かと思いきや、結構真面目な作りでした。

内気で友達もいなく、飼ってるカエルとゲームが趣味という35歳の男。
しかし盲目の女性に出会った事から人生が動き出す様が心地よい。
その前に健太郎が奈穂子の父親に啖呵をきるシーンがあるのですが、それがなかなかグサっと突き刺さる台詞でしたね。

紆余曲折しながらアクシデントに合いつつ展開されるのですが…。
色々見てて思ったのはそれぞれの子供の問題よりも親が過保護すぎるのが致命的だよな〜と。
途中に平泉成が「親離れしてないじゃなく、親が子離れしてないんだ」的な台詞がありましたが、まさにそれ!

で、ラストは大団円になり泣く準備してたのに…そっちテイストで行くの?って唖然としてしまった(笑)
王道でいっても良かったのにな〜(笑)