障害者専門のデリヘル嬢が主人公。
社会から黙殺されている体が不自由な人々の性を描いた意欲作。
ほとんどずっと眉を顰めながら観てた。
初日から行為中に重たい話たくさん出てきて新人の嬢がひたすら可哀想だった…
んなこと言われてもどうリアクションしたら良いんだよって感じだよな。
画面内にほどよく緊張感とアングラ感があって最後まで集中して見れた。
「この国は障害者にとってはめちゃくちゃ生きにくい。誰が好き好んで外の世界に出ようとする?今もじっと息を潜めて生きている」
って店長が言ってたけどその通りだな。
店長の言動は最後まで観ると中々突っ込みどころ多いけど、一角の人物だと思う。成功するタイプ。
世間が観たくもないようなものを真正面から逃げずに描いてるクリエイターとしての監督の姿勢は素直に凄いなと思った。
そういえば身体障害者が風俗呼ぶの同じく邦画のアンダードッグを思い出したな。
途中からガチスリラー展開に豹変したり、感動路線になったり、まるで迷子になりながら駆け足で出口を探すような忙しい作品だった。
ただでさえ見た目も話も情報量多いのにね。
蛇足だなと思う部分も結構ある。
だが観てよかった。