このレビューはネタバレを含みます
なんだろう…この丸投げ感は覚えがあるな…と考えを巡らせるうち"ハイテンション"に辿り着いた。ジャンルこそ違えど大まかな筋はあんな感じ。
こういう信用できない語り手系の映画は伏線回収の気持ちよさに作品の質がかかっていると思うのだが、そういう感じでもなくハイこの話はこれで終わり!明日早いんだからもう寝なさい!みたいな終わり方に脚本の雑さを感じて戸惑った。
つかチャイルドコールほとんど出てこねえ〜〜!!!そこは守れ〜〜!!
当作はノルウェー、スウェーデン、ドイツの合作で、北欧映画の色が強く出ていた。静かな演出、白夜を思わせる青白い色彩、さしづめ無駄な会話のないフランス映画みたいな淡々とした作品だ。そういうのが好きな人は同じく児童虐待をテーマにした(?)デンマーク映画"真夜中のゆりかご"をおすすめする。むしろこれ見ないでそっち見てほしい。