1950年代のマーロン・ブランドは無敵
向かうところ敵なし
ブランド演じるバイク族リーダー、ジョニーは仲間を引き連れてとある街にたどり着き、そこで軽く一杯飲むはずだったのが、元仲間達に遭遇したり、その街で知り合った女性と恋が芽生えそうになったり、いつの間にかトラブルに巻き込まれるといったストーリー
もう、まさにマーロン・ブランドありきの作品でした
自分の仲間達や元仲間グループのバイク族も含め、かなりの大人数なのに、マーロン・ブランドだけ格が違う!
佇まいや風格からして別次元の人
まさに逆らえないリーダー
あとのまわりのバイク族はタチの悪いただのチンピラ
たしかにあんなタチの悪い連中に囲まれたり、絡まれたら怖いだろうし、絶対遭遇したくない
でも、一番印象的だったのは、あんなにガラが悪くてオツムが足りないようなどんちゃん騒ぎをしているバイク族は決して暴力はふるわないのに対し、街の権力者達は暴力や銃で解決しようとしているところ
まるで逆のようなのに、立派なスーツを着て、街で立派な肩書を持ち、権力をかざしている年齢を重ねたいい大人の方が暴力をふるうなんて彼らの方がよほど野蛮と思った
しかしながら、マーロン・ブランドは女性に対して、またしても上から目線の俺様役
気になる女性にはしつこく迫るくせに女性が自分の方へ傾きかけると突き放す
でも、ジョニーがキャシーと踊りたくてソワソワしている姿は可愛らしかった
ラストがとて秀逸
2人交わす視線、そして、ジョニーの微笑み
颯爽と走り去っていくジョニーの後ろ姿がたまらなくかっこよかった!!!
また、お気に入りの作品が1つ増えました