サーフ

ローマでアモーレのサーフのレビュー・感想・評価

ローマでアモーレ(2012年製作の映画)
3.7
ローマを舞台に様々な登場人物たちが織りなす群像劇。ウディ・アレンの作品のこのオシャレな雰囲気めっちゃ好き。

色んな登場人物が普遍的な愛を紡ぐ日常からちょっぴりエキセントリックな出来事に出会い、また普遍的な日常に戻っていくというストーリー。
それぞれの登場人物が出会う刺激的な出来事、どれもがユーモラス。シュールな映像があったり、ハラハラするような三角関係があったり、様々。

平凡な会社員が突然スターとして祭り上げられる物語は筒井康隆の「おれに関する噂」的で突如スターになって慌てふためく面白さの中に不条理と少しのホラーも感じてしまう。

ジェシー・アイゼンバーグ演じる青年のエピソードが一番好きかも。彼女の親友との超えてはならない一線。次第に惹かれ合う主人公と彼女の親友の中にアレック・ボールドウィン演じるキャラの彼が本当にここに実在してるのか、主人公達の空想上の存在なのか三角関係の中に異物として存在している不思議さも良い。
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