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攻殻機動隊ARISE border:1 Ghost Painのokadunkのレビュー・感想・評価

3.3
 攻殻機動隊ARISE。攻殻機動隊SACの続編または前日譚かと思ってみたが、どうやら全く異なる世界線での話になるらしい。声優も一新されており、タチコマがロジコマになっている。そして何よりも草薙素子がポンコツである。けっこうミスってばかりいます。え?無能すぎない?素子って思うことが多い。普通に敵側のハニトラに引っかかります。ミスって部下ころされます。味方に裏切られます。でも常に偉そう。こんな草薙素子はいやだって思います。
 1話から記憶が改竄されられ、ポンコツっぷりを発揮。盗んだお金を敵組織に送金します。ちょっと、笑い男と人形使いを取り込む前の素子ってこんな無能なん?って思います。
 ARISEのテーマは記憶とゴースト。ゴーストダビングされた上に偽の記憶を植え付ければ、それは本人と区別がつくのか。魂と記憶と精神のパッケージで上書きされるとその人間はどうなるのか。かかしとブリキがテーマに出るが、かかしが欲したのは「脳みそ」ブリキが欲したのは「ハート」。関係あるのか推察したが、関係ありません!それっぽい演出なだけでした。スタッフもポンコツか。
 ストーリーは陸軍情報課、軍の501部隊、公安9課の三つ巴で争われる。その中でもホヅミもクリスも新巻の掌の上。脳筋にはさすがに負けなかった新巻さん。さんざん文句言ってるように思うが、面白いかどうかで言えば面白い。公安9課のメンバーが動いて話しているだけで楽しい。ただ、攻殻機動隊シリーズで最初にみてはダメな作品。劇場版、イノセンス、SACシリーズをみて攻殻機動隊の世界観を理解してから見るには、とても面白い。ポンコツ素子も可愛いよ。
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