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嘆きのピエタの奥のレビュー・感想・評価

嘆きのピエタ(2012年製作の映画)
3.5
人間の中には、優しいものも残酷なものも同時に宿ってる。そこを誤魔化さないので、胸にせまってくるのです。

少し小さいセーター、静かでまだほの暗い朝、想像できる朝の匂い。

あまりにも救いのない物語のようでありながら、ピエタ像のような母の慈悲と逡巡を描き、それに接した子の贖罪を痛烈に描いた希有な映画でした。
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