はみー

嘆きのピエタのはみーのネタバレレビュー・内容・結末

嘆きのピエタ(2012年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

マイリストにはずっと入れてたのですがなかなか観る勇気が出なかった一本。
季節の変わり目でメンタルが鬱鬱としているので、「よっしゃ毒を以て毒を制する方式や!」と思って観ました。
衝撃のラストという触れ込みだったのでどれどれお手並み拝見…と思ったらお母さんが偽者なのは予想できたけど自殺の仕方ー!あの奥さんにどれだけトラウマ与えるんや…確かに衝撃的でした。
「絶対の愛」のレビューにも書いたんですがキムギドク作品はめちゃくちゃ面白いわけでもないけど登場人物が最小限ですごくシンプルで見やすいんです。内容も重苦しいけど、人物描写が薄いというかバックグラウンドが描かれないのであまり感情移入しない分、サラッと見られるというか…確かに痛そうだったり可哀想だったりはするんですけど。
あのギターの男性が「いいよ!両手やっちゃって!」ってカラッとしてるの良いキャラでしたね。
観てる間は本当に鬱鬱とするし自分の親のことを考えたりして「何故私はこんな苦行を…」と思わなくもないんですが、ラストが予想外すぎて逆に晴れやかな気持ちになりました。なんか『合う』んですよねこの監督の作品…
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