おじぎちゃん

嘆きのピエタのおじぎちゃんのネタバレレビュー・内容・結末

嘆きのピエタ(2012年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

初めの描写、残酷でまさに血も涙もないような所業の主人公。バスルームには何やら臓物のような物が転がってるし、だけどやけに整理整頓され、飾り物のセンスも中々の部屋との奇妙なコントラスト。ものすごく違和感を感じつつ引き込まれてしまった。
そして見たこともない女がいきなり「あなたの母親よ」と現れる。はじめは拒絶しているがほんの数日(…のように見えた)でいきなりお手手つないで街でデートを楽しんでいる。そして「もうオンマーなしでは生きられない!」となってしまう。
それはないでしょ〜と思うんだけど、愛に飢えて生きてきた人間はもしかして無償の愛を示された途端、盲目になってしまうのかもしれないと思わせられる。
母親にしかできない究極の復讐をする女。だけど最後の瞬間違う感情が現れ、びっくりするけど納得もする。
忘れられない映画になりました。
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