きき

ビフォア・ミッドナイトのききのレビュー・感想・評価

ビフォア・ミッドナイト(2013年製作の映画)
3.4
『ビフォア・サンセット』の続編で、ビフォアシリーズ三作目!
監督も主演二人も続投!

運命の出会いから18年、再会から9年、ジェシー(イーサン・ホーク)とセリーヌ(ジュリー・デルピー)は双子の娘に恵まれ、生活を共にしていた。
ジェシーの前妻との息子と共に、ギリシャでバカンスを楽しみ、息子を見送った後に罪悪感に駆られたジェシーは、アメリカでの生活を提案するが、セリーヌはそれに反発する。
老作家が招待してくれた別荘に戻り、仲間たちと食事をしていると、娘たちを預かり、二人でホテルでゆっくり過ごすよう提案され、ジェシーとセリーヌは久々に二人っきりの時間を過ごすことに。

というお話。

この作品は一作ごとで関係性が変わっていくけど、ここにきて漸くリアリティのある関係性に。

一作目の運命の出会いは本当にロマンティックで素敵だったけど、ある意味ファンタジーだった。
二作目の再会こそ、リアリティに欠けるスタートだったけど、一作目の雰囲気を壊さず、ロマンティックに仕上げられていた。
本作は、関係性も会話の内容も生活感が出てきて、前作までの楽しい喧嘩じゃ終わらない、リアリティが散りばめられてる。

それでも、この二人だから、と思わされるラストに救われるし、前作までのロマンティックで映画らしい二人がもしかしたら現実にもいるのかも、という期待を持たせてくれるのが良き◎!

本当に最後の会話がとっても好き♡!
あぁ、だからセリーヌはこんなに魅力的なの!って思う◡̈*♡

記録 : 2020年264本目。
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