いや結婚したんか~い!!
と公開当時、どれだけの人々にツッコまれたのだろう。いや、俺がおかしいのか?
「もう結婚してしまったからには、前作までの静謐な時間は期待できないぞ!」と自分も結婚したかのように居住まいを正して鑑賞。
ほらー!結婚したから~♪人間関係ややこしい~♪子供いちゃってる~♪冗談混じりの喧嘩出来なくなってる~♪こちらも観てて辛い~♪
二人を繋げたのは会話のユーモアだった。二人の関係を繋ぎ止めたのも、失笑してしまうようなユーモアだった。だけど、実際にユーモアを成立させるのは難しい。どうしても、ユーモアを送りつけてくるエゴを、ユーモアを受け入れようとしないエゴを咎め合ってしまう。あくまで相互的な信頼のノリだ。だからこそ、成功したときは何よりも愛おしい時間のように感じる。
と思いつつも、終盤は結構奥さんが言い負かされ、半ば強引に旦那になだめられる形で終息している。こういうのって「女性」が一番歯痒さを感じてぶちギレそうなパターンじゃない!?と限りなく確信に近い偏見を持つと同時に、
この映画を観たことで、映画外でまた口論が勃発する全世界の「二次被害夫婦」を想像して、
わたしは部屋でニヤリと笑いました~♪