電車で出会いウィーンで恋に落ちてから9年後、2人はパリで再開しました。
そして今回。それからさらに9年。
前作のサンライズ、サンセットのような甘酸っぱいキュンキュンさこそはありません。
でもビフォアシリーズ独特のふたりのユーモア溢れる会話は健在。
前作とは一味違う、とっても現実的な夫婦ならではの大人な内容がとても素敵に思えるのです。
本音でぶつかる激しいこの口論は、彼らにとって愛を確かめ合うために必要だったのでしょう。
どんなに喧嘩しても、どんな姿でも、あなたを愛してることに変わりはない。
むしろ彼らは本音でぶつかり合えるからこそ、ぴったりな2人なのかもしれません。
なんて素敵なんでしょう。
そして、
〝あ、この人のこと好きになるんだろうな〟とか
〝きっと私にはこの人なんだ〟
っていう運命の人はきっと存在するのだと思わずにはいられません。
いつか運命の人と、ジェシーとセリーヌと同じ年の頃、コーヒーでも飲みながらゆっくり全3作を、それぞれ節目節目の通過点に見たいです。
そしてやっぱりこの人だなとその度にわたしは思い、
セリーヌのように、
「君はあの頃よりも美しい」
と言われるような歳の取り方ができたらいいな…♩