shio

真夏の方程式のshioのレビュー・感想・評価

真夏の方程式(2013年製作の映画)
2.1
全体的に中途半端で雑

悪かった点
・納得できない点が多いのに要らない要素が多い

容疑者Xが美しく、心理描写が丁寧だったのに対し、今作は登場人物も多い上、それぞれが複雑な心情を抱えているので誰にも感情移入が出来なかった。
そうなると最初の殺人も旅館での殺人も動機がいまいち納得できなかった。

やばそうな奴に写真持ってかれたから追っかけて刺し殺す?
真実が明らかになりそうだからって小学生の甥っ子巻き込んでまでして殺す?
罪を被った実の父のためにブログ書き続ける?
子供できたけど別の人と結婚する?
実の娘とは言え、別れた人妻に電話して罪を被る?
母親もそれを受け入れる?
不倫相手の娘ですって言う機会なかった?
元刑事はなんで冤罪に気付いた?
なんでそんなに真実を暴きたかった?

一応理由を描いている疑問もあるが、どれもふんわりしていて、理解はできるけど納得はできないまま話が進んでいった。

うーん…最終的にこの映画が伝えたかったものもよく分からない。

・殺害トリックが実に面白くない
ガリレオ先生じゃなくても良いやん

・柴咲コウ不在
これはまぁ…ただの願望です

良かった点
・少年と先生のシーン
ほっこり。「そして父になる」のような「やりすぎてない良いパパ」みたいな距離感が上手
shio

shio