パルパティーン

真夏の方程式のパルパティーンのレビュー・感想・評価

真夏の方程式(2013年製作の映画)
4.2
沈黙のパレードを見てから謎にガリレオシリーズを無性に見たくなり鑑賞。久しぶりすぎて杏さんが出ているのを忘れていたし、スタイル抜群で美しかった。色々見ていくうちに話を思い出していった。

事件の解決と話の展開も重要だけど、この映画はやはり少年との理科の実験が醍醐味である。それに興味を持つ少年の純粋さに惹かれる。

事件の背景が明るみになっていく中で、なるみはいろんな人に愛されて守られていると実感する。それに涙するし、一人の人生が狂わされるというのは少年のことを指しているのではないかと思った。自分のやったことを責めてしまうのではないか。それを加味して湯川は少年に対して気を遣っていく。

後半少年が気づいてき自分のやった過ちを責めていく。湯川の気の使い方が優しい。この少年が科学者として湯川のところにカムバックしてほしいなと思っている。それは次ぐらいの映画で期待している。

それぞれ事件に関わっている人たちの思いが交差し交わっていろんな感情が生まれこのような複雑な事件になった。「思い」というものは結果「行動」につながっていくのだなと再確認できた。容疑者Xの献身も見直そうと思う。


2022年49本目