これも原作を最初に読んでいたので、イメージしてた少年があまりに小さくてビックリしました。
でもその小さい小さい体が、のちに彼に背負っていくであろう大きな運命と合間って、元々子供が苦手なガリレオ先生との短い夏の想い出がとても切なくて、泣けて来ます…。
近場の何の取り柄もない夏でも賑わいのないさびれた海の観光地。
自然環境保護を訴える団体と、科学による利益を求める政治と企業の争いが、果たしてどちらが人間にとって幸福になるのか？という難しいテーマも考えさせられます。
衝撃的な結末で、最後まで見逃せませんが、自分ではどうしようもない出来事に対して、真実を知った時の悲しみや自己嫌悪。それを乗り越えた本当の真実を求めることこそが、いずれは自分の光になるというガリレオの信念もまた考えさせられます。
原作からドラマ化するにあたり、ガリレオの相棒は男より女性が良いということで柴咲コウの役が登場するので、原作では柴咲コウ役が登場しない事が多いのですが、今作では柴咲コウ役が原作でも登場します。
…それなのにドラマのシーズン2では吉高由里子がヒロインに変更した為、またもや原作と違う役が出てるという…。
映画・ドラマあるある。
