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恐竜を掘ろうのssr701のレビュー・感想・評価

恐竜を掘ろう(2013年製作の映画)
1.9
学研のひみつシリーズの
「恐竜のひみつ」や
岸大武郎先生の「恐竜大紀行」を
読んで育った私です
これは期待していいでしょう

さらには小野花梨ちゃんの中学生時代の
初々しい姿が見られるとのことで
ワクワクが止まりません!
しかもあの名優大和田伸也の
初監督の作品でもあり
主演は松方弘樹ということで
きっと元気が出る映画に違いないです!
さあ視聴開始です!

(ネタバレありです)




うーん…
開始早々に松方弘樹の
よくわからない行動を見せられて
ワクワク気分があっさり消え失せてしまいました

例えばこんな感じです
部屋に引きこもっていて近所のみんなに心配されます
いざ部屋に入ってみると
ラジカセの声で撹乱させつつ
月光仮面みたいな恰好で
隠れていて驚かせるという
ドッキリを仕掛けていました
探しに来た はしのえみは
それほど驚かずに呆れるだけでした
えーっと…
来てくれた一同の顔が白いマスクをかぶった顔に
見えるという謎の演出もあります

そして飲みに行った帰りに道端でコケます
意味ありげにスローモーションになるので
タイムスリップでもして
恐竜の世界に行くのかと思いますが
単純に倒れて水たまりに顔をつけてしまうだけでした
特に何もありません
起き上がるとそんなに大きな水たまりも
無いように見えます
別撮りしてまでやる意味があったのか本当によくわかりません
長文バカの感想文の
無駄な前置きくらい意味がわかりません

そんな退屈を乗り切ると
やっと花梨ちゃんが登場!
松方弘樹の経営する美術骨董店にいつも来て
何かをじっと見ている…という
不思議な女子中学生役です
ようやく世界が色づいたかのように思えます

しかし花梨ちゃん自身は学校では少しむなしい思いを
しているようで
花梨ちゃんにもみんなが白いマスクの顔に見える
現象が起きているようです
彼女は死のうかなとまで思いつめてしまいます
そんなときに近所で
さわやか少年と出会いますが彼は
TOO SHY SHY BOYまたは
SHY SHY JAPANESEだったので逃げ出してしまうのでした
まだまだストーリーは不安定な感じです


ある日を境に
いつも来ていた花梨ちゃんが
店に来なくなってしまいます
そんな時に彼女らしき差出人から不思議な手紙が届き
消印や来ていた制服から捜索を開始することになります
さすがに松方弘樹が制服マニアというわけではなく
従業員役のはしのえみが知っていたという
設定です

でもそれだけで家まで把握するのも
何だかすごいですが
とりあえず目をつぶりましょう
訪ねてみると
母親が出て来てふたりとも驚きます 顔見知りだったようです
「娘は家出をしているので捜して!」ということで
さらなる探索の旅に出ることになります

花梨ちゃんは大自然の中で
「わーーー!」と叫んでみたり
自由を謳歌しています
これも意味不明ですが許します
(理由:可愛いから)

ここで化石を掘る少年と出会います あのSHYな彼です
なんやかんやで(めんどい)
家までついていきます
彼の家にはお姉さん(内山理名)がいるのですが
事案発生としか思えません
世の中には危険な大人が
いっぱいいるんだよ?と
両肩をがっちり掴んで
顔を覗き込みながら教えてあげたいです

サイコホラーとしか思えない
長文バカのウソくさい親切心はともかくとしてです
花梨ちゃんのお母さんが
同級生たちに聞き込みをしている頃
松方弘樹は別行動で
とある工房へと向かっていました
花梨ちゃんはいつも店に来て
能面を見ていたような気がすると
推理を働かせてその工房に
手がかりがあるのでは?と睨んだようです
なんか2時間サスペンスみたいになってきました

工房の女性に
「どんな顔ですか?そのお子さんは?」と聞かれて
「それが…
はっきり思い浮かばないんです
しょっちゅう顔を合わせてたのに…」
写真も持たずに探しに来たんかーーーーーーーーい!

さらには「ひとってそういうものなんでしょうか?
一瞬忘れるというかみんな同じ顔に思えることがあるんです
ちょうどその能面のように…」
とウマいこと言いながら
カウンセリングみたいなことになってくるので
お前の病状はいいから早く花梨ちゃんを探せよと言いたくなります
頭のおかしい奴って
こうやってすぐ話が脱線するんですよね
このまま関係のない漫画の話や
野球の話を嬉々として始めるんじゃないかと
思いましたよ(それはお前やろ)

話は止まる気配もなく
「能面は同じように見えてそれぞれ違うんですよ?」なんて
豆知識を挟みながら
どんどん能面のほうへと向かっていきます
さっきまで気難しい顔で
能面を掘っていた名人らしき人も
話に参加してきて
能面の世界へと進んでいきます
いや能面について学んでないで
花梨ちゃんの心配しろや!

ちなみに
この能面の工房でのやりとりは
無くてもストーリーの進行には問題ないのでした
トホホ…

ちなみに花梨ちゃんの写真は
翌日になってから
松方弘樹のお店へとお母さんが
持ってきてくれました
いや〜よかったですね
…お母さんほんとに心配してるの?
悠長ですなあ

一夜を明かした少女と少年(意味深)は
恐竜の博物館へと向かいます
少年は博物館の研究員らしいです
館長は団時朗ですが花梨ちゃんはまだまだ帰ってきたぞ〜とは
行かないようです


なんやかんやで(めんどい)
内山理名は花梨ちゃんの写真を見せられることになりますが知らんふりです
彼女にも事情があるのだろうと
ここはスルーしたようです
しかし松方弘樹は内山理名を怪しいとにらんだのか
クルマの後ろにこっそり乗り込んで
追跡です
もう無茶苦茶…

花梨ちゃんたちは化石発掘を楽しんでましたが
許可が出ていない
より深い場所へと勝手に行ってしまいます
少年と少女は一夜を今度は野外で明かすことになります(意味深)

なんやかんやで(めんどい)
みんなの捜索によりようやく見つかりますが
花梨ちゃんのお母さんに怒鳴られて
少年は「うわーーー」と叫んで逃げ出してしまいます
何が何やら…
もう捕まってさっさと終われよと
言いたくなります

そして休館中の恐竜博物館へと
花梨ちゃんと一緒に逃げ込みます
みんなが追ってきて
ドアが開きます
するとそこにはドラキュラが!!!
館長の団時朗はドラキュラだったのです!!!
ジャーーーーーーーーン!!!

この最終盤に何という驚きの
展開をぶち込んでくるのでしょうか!!!
恐竜の博物館の館長がドラキュラ!!!
団時朗なのにウルトラマンではなくドラキュラ!!!
この飛躍した発想力!!!
いや何らかの秘薬をやってキマりまくってるとしか思えません!!!

しかし単なる見間違いでした〜
というオチでした(ぎゃふん!)
わずか数秒の出番のために
ドラキュラの衣装に着替えて
メイクをしている時に
ベテラン俳優の胸には
いったい何が去来したのか気になりますウソですどうでもいいです

そう言えば松方弘樹の部屋には
鉄腕アトムのグッズが
たくさんあったのですが
あれも無意味でした
松方弘樹は月光仮面のファンだし
帰ってきたウルトラマンの団時朗には
こんな仕打ちをするし
長文バカの感想文くらい支離滅裂なのでした

もうほんとに呆れたので
ここでおしまいとします
元気が出るどころか
ため息しか出ませんでした
みなさんいつもいつも長々と申し訳ないです
ありがとうございました
面白くなかったです
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