再鑑賞。 1869年(明治二年) 江戸から明治へ侍の時代が終わり、蝦夷とよばれる未開の地で新政府軍から逃れる幕府残党の男。時は流れ1880年(明治十三年) 貧しい農夫でかつて人斬り十兵衛と呼ばれた男の元に初老の男が現れる。言わずと知れたイーストウッドの名作リメイク。
西部開拓時代を北海道開拓時代に置き換えて、モーガン・フリーマン=柄本明、リチャード・ハリス=國村隼と脇を固める役者がハマり過ぎ。オリジナル版『許されざる者』は大好きな映画。好きな物語は何度も見るから国や俳優が変わればそれもまた楽しめる。
かつて土方歳三が幕府残党として蝦夷へ逃げ延び やがて箱館戦争になった事なんて漫画「ゴールデンカムイ」を読むまで知らなかったから北海道の歴史を知った後に改めてこの映画を見ると前回とは全く違った見方が出来ました。
そしてアイヌ民族が虐げられている事はこの映画を見て初めて知った。名作のリメイクって賛否両論あるかもしれないけど、こういった歴史を知るきっかけになるだけでも充分にリメイクした価値はあると思っています。
