TOMJFK

スター・トレック イントゥ・ダークネスのTOMJFKのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

なんといっても悪役カンバーバッチ

現在製作中であるスターウォーズ・エピソード7の監督が決まっているJ・J・エイブラムス監督作品ということで、あらためて観ました

前作と同様に冒頭からの展開の早いアクション
飽きさせないテンポの良さで、グイグイ観る者を引っ張る
凄い監督の演出力だ

主演陣が若手中心で軽くなりがちなところを、渋いパイク提督のような人物がしっかりと脇を固めている

それにしても今回の目玉は、やはり悪役のベネディクト・カンバーバッチですね
超人的な肉体と敏速な反射神経、優れた洞察力・知識力で、圧倒的な存在感を出している
はじめは元部下たちへの想いから涙を見せ、マーカス提督の方が悪者であるかのように、カーク達をたくみに誘導してゆく知性は驚愕!

幾つかのレビューから、1982年の映画『スタートレック2/カーンの逆襲』を彷彿とさせた作品とあったので、あらためて、こちらも観てみました。
確かに『カーンの逆襲』を意識して、幾つもオマージュしてますね

・勝つ選択肢の無い戦闘シュミレーション「コバヤシマル」
・体内に入り脳に住み着き、従順化させる虫
・ラストでエンタープライズ号の危機を救うため、放射能を浴びて自らを犠牲にする主人公(ただし前作はスポックが。今回はカークが)
・見捨てられた過去を持つ者の復讐劇

まだまだあると思いますが・・・

とにもかくにも、「アルマゲドン」「Mi:3」「Mi:4」にも通じる、飽きさせないテンポの良さ・・・素晴らしい

この監督に任せていたら、SW7も安心だと思ってしまいます!
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