けん

オブリビオンのけんのネタバレレビュー・内容・結末

オブリビオン(2013年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

汚染地区は他のハーパーの管轄だったから、他のクローンは入らせないようにしていたんだと思う。放射線汚染が線引きで区分けされてるのはおかしいなとは思った。
それぞれのクローンに記憶自体は残っていたが、ハーパーの記憶のトリガーはジュリアだった。砂漠でジュリアを一眼見て記憶が呼び起こされたから、52番はラストにあの状態で存在できたんだと思う。

Oblivion とは「忘却」という意味らしい
「忘却」されていたものは何か。
記憶によって形作られる自分という存在、人間という存在について、そして未来を考えることなど、テーマに溢れた作品だと思う。

以下引用

作品中「橋の上のホラティウス」の話が出てきます。 古代ローマ帝国時代、 敵軍の侵入を防ごうと数人の同志とともに自らを犠牲にしてローマの人たちを 救った英雄ホラティウスの話です。 その詩の一部にこんな箇所があります。 「この世のすべての人間に、遅かれ早かれ死は訪れる  ならば、先祖の遺灰のため、神々の殿堂のため  強敵に立ち向かう以上の死に方があるだろうか  私をあやしてくれた、優しい母のため  我が子を抱き、乳をやる妻のため  永遠の炎を燃やす、清き乙女たちのため…」
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