ワルキューリ

オブリビオンのワルキューリのレビュー・感想・評価

オブリビオン(2013年製作の映画)
3.6
宇宙からの侵略者〈スカヴ〉との激烈な戦争の末、核汚染で荒廃した地球。ほとんどの人類は宇宙に脱出し、ジャックはパートナーのヴィクトリアとともに残り少ない監視業務を続けていた。そんな中、ある出来事を発端にジャックは小さな違和感を感じはじめ―

おトム様がバリバリ体を張って敵をなぎ倒す!...的なやつかと思ったら意に反して人間の持つ愛情とは何かを問うドライなタッチ。
メインの登場人物は3人しかいないけど、メカのドローンに感情があるような演出がうまく、時にペットのような可愛らしさを見せたかと思うといきなり噛み付く暴力的衝動を生き物のように感じさせる。
ヴィクトリアがプールで泳ぐ場面は地球にありながら宇宙に漂うような…

戦争の爪痕として砂に埋もれる潜水艦や戦艦に息を呑む一方、残酷表現がえらくチープだったりしてゲームのムービーっぽさもあったけどなかなか楽しめます。