題:喰えない
安手でえげつない出し物が続く作品…ですらない駄作です。
山口出身の田中慎弥さんの小説『共喰い』を、とよた真帆の夫、青山真治が映画化…
あらすじはスキャンダラスでぶっ飛んだ作品であることを匂わせます。
田中慎弥さんの小説『共喰い』は“えげつない”シーンの中に多層的な心理描写が織り込まれていましたが、
映画版はそれが…ないです。
映像にするのが下手だと感じました。
監督の青山真治さんは、とよた真帆の旦那さんだそうです。
ギザウラヤマシス。
光石研さんがへっぽこヤクザ五味を演じていた『アウトレイジ』の石原さん(加瀬亮)はこの映画を観てこう言うでしょう!
「青山ぁ!とよた真帆の旦那だかなんだか知らねぇが、調子に乗ってると容赦しねえぞ、この野郎!」
ってね。
映画としての魅力は非常に乏しい作品です。
“あの人”ってのを元都知事にして、
「恩赦もらって当然…」
って言わせるくらいのぶっ飛びがあれば良かったです。