このレビューはネタバレを含みます
2回目の鑑賞。初見は東京国際映画祭。
パリ近郊、1968年5月革命後の若者たちが運動から手を引き、別々の道を歩んでいく様が淡々と描かれる。
『夏時間の庭』を思わせる輝く新緑の中を恋人と歩くシーンがとても印象的。
最後のカット。ケヴィン・エアーズの曲に合わせて白い花が咲く草原をミニスカートの少女が前に向かって歩いてくる。ローラだ。太陽の光が眩しい。彼女はそっと左手を差し伸べる。
このキラキラと輝くシーンがずっと胸に残っていた。2度目の鑑賞、僕はこの映画が終わってほしくないと思った。