備忘のために
あれ、ベロッキオってこんな絵を撮ってたっけ。確認してみると撮影監督はダニエーレ・チプリー(1962 - )。なんとロベルタ・トッレの『Tano da morire』や『Sud Sid…
植物人間や自殺志願者に対して尊厳死を選ぶか、それとも延命を願うか、彼らに関わる人間たちは重要な決断を迫られる。自ら死を望む権利もあるし、植物状態から蘇生した事案も確かにある。だが、愛する人には何とし…
>>続きを読むイザベル・ユペールが登場する最後のシーン。植物状態の娘の隣で眠っている彼女が手を擦り合わせながらマクベス夫人のセリフをつぶやくところが印象的。女優としての人生を諦めて娘を献身的に世話しつつも、どこか…
>>続きを読む久々に傑出した映画を観た。
というかこれは『愛、アムール』を超えてると思う(と書いて何人に伝わるのだろう)。
『夜よ、こんにちは』もそうだったが、マルコ・ベロッキオは映画というフレームの中で別の…
ある一人の植物状態の女性の尊厳死を背景に3つの物語が展開。1つ1つが独立した映画になりそうなくらい。家族や愛する人が相対する思想を持つものたちの葛藤 や、さらには過去の決断を引きずる者など、苦悩する…
>>続きを読むベロッキオはすごい。簡潔でごく普通のカメラ位置とカット割りだけど、シーンが変わる時には独自のカット割りをしてる気がする。女に水をぶっかけるシーンが美しい。見直したら、水をぶっかける前に目線があってた…
>>続きを読む泣いた。傑作!
最後の病室でのシーンが美し過ぎね?開け放たれた窓と女の背中のカット。カメラが窓の下枠をフレームアウトさせ、「これは落ちる」と思いきや、もう一度フレームイン。この微かなカメラの上下運…
ロベッキオが「イタリアに大女優っぽい女優がいないから」という理由でキャスティングされたフランス人女優イザベル・ユペール。引退した大女優っぷりは、説得力が服着て歩いているかのよう。
あとやっぱり息子が…
まぎれもない傑作。芸術。
美女は眠っている。
植物状態で眠っている女性たちは起き上がることはない。
薬物中毒で治療を受けて眠っていた女性は起き上がり窓を開ける。
尊厳死の問題を扱った話だけど、尊…