内容が内容なだけに…。
見るのを…躊躇していた映画…。
津波のシーン…。
正直…私が想像してたほど…残酷ではなかった。
確かに…流木等が容赦なく体にぶち当たっていく…。
それらの映像は…目を塞ぐこともあったが…。
それ以外は…衝撃映像は控えてたほうだと思う。
今の時代…。
毎年のように…水害で同じような光景を目にする…。
少しの集中豪雨があるだけで…必ず家屋が流される…。
その都度…自分に置き換えて考えてしまう…。
阪神淡路大震災…今までにない大きな揺れ…。
テレビの中で…映画のワンシーンのような映像…。
寝ぼけ眼…目をこすりながら…。
現実を受け入れるまで…長い長い時間がかかる…。
東日本大震災のときの映像は…。
直視できず…チャンネルを変えて…。
『今のは嘘…嘘…。そんなのありっこない…。』
そう言って…自分に言い聞かせる…。
大阪台風…今までにないぐらいの強風…。
ベランダ側のガラス戸が…今にも割れそうな勢い。
そのとき…私が大事に抱えたのは…。
貯金通帳でもなく…母の遺骨でもなく…。
2体の人形…。
可愛くお喋りする…双子の女の子…。
その二人(?)を両手に抱えて…守っていた。
山下達郎さん…『いのちの最後のひとしずく』
♬~人生は…たった2秒で…
~なにもかも…変わってしまう~♬
歌の世界だけだと思ってたけど…。
確実に…現実に…誰にでも…起こりうる出来事…。
この映画が教えてくれたこと…。
『今を精一杯生きる…。』ってことかもね…。