ホラー映画として個人的に3本指に入る死霊のはらわたをリブートすると聞いた時は、特殊メイクやCGの発達で、どれだけ凄いものが観れるか期待したが…
冒頭前作とは違う薄気味悪い始まり方にかなり期待しながら見たが、前作のいい部分を全て打ち消してしまった内容はとても残念に感じた。色々と見え隠れする矛盾や、どこかのホラー映画で見たシーンに若干嫌気も指したが、ホラー映画としてはそれなりに怖さや狂気も感じたので楽しめた。
前作の狂気や圧迫感、見ている側までおかしくなりそうな内容を再現するのは難しいとは思っていたが、それだけにサム・ライミ監督の才能を改めて感じた。
それでもグダグダなホラー映画よりは充分楽しめるだけのクオリティーは感じたし、終盤の終わったと思ってからの再構成での恐怖は中々楽しめた。
