さいとう

死霊のはらわたのさいとうのネタバレレビュー・内容・結末

死霊のはらわた(2013年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

サム・ライミの方をチェックせずに鑑賞。
特に比べるものがないのでこれが私にとって初のはらわた。

以前にYou Tubeで予告編でグロシーンのところを『見せられないよ!!』編集(非常に興味をそそるが怖い!)すっかり怖気づいてしまっていたんだけれど、やっと手に取ることができました。

・まあ、マニュアル通り若い男女が助けも呼べない人里離れたコテージ(小屋?)にやって来るんだけれど、主人公デビッドの妹ミアの麻薬を断ち切るための集まりというのが良いなと思いました。取り憑かれても禁断症状の幻覚だろうと取り合ってもらえないのが目に見えていたので。
たださ…医療施設いけよwwww
友達の看護師も居て準備万端☆じゃねえよwww
しかもこれ2回目www専門家に頼れwww

・痛い!ひたすら痛い!
わー!わー!と思ったのが襲われてやられる痛さと言うより、取り憑かれた女性陣の自傷的痛さ!
人に殴られたり、切られたり、撃たれたりすると痛いのは当たり前なんだけど、自分で自分を切りつけたり切断するのはもうなんでも直視できないですよね。
カッター舐めるとか馬鹿じゃねえのwww
腕切り落とす前に二の腕縛れよ!
でも顔ハギシーンはもっとちゃんと皮をはいでて欲しかったなあ。

・デビッドが薄っぺらすぎるwww
妹の尋常ならざる暴れっぷりと看護師オリビアの引き起こした惨状を観てなお「悪霊とかないない!感染症とかだよねっ?ねっ?」
腕を切り落とした彼女に向かって「大丈夫だよ!」。大丈夫じゃねえよwww
カレピ♡の妹の断薬会にわざわざついてきたちょっと足りないナタリーもこの時ばかりは(何言ってんだこいつ…)と思ったことでしょう。
のちのちミアの口から語られた精神を患った母親を妹に押し付けて連絡もよこさないところなんかも知ると益々おいおいですよ。

・あんぽんたんエリック頑張る。超頑張る!
親友だったデビッドが全く連絡をよこさなくなって拗ね気味のエリック。読むなと書いてあって丁寧にも塗りつぶしてあった呪文を一手間かけて読んだアホな彼ですが、重症な割に頑張る頑張る。
自称親友だけあってデビッドの危機には駆けつけます。
一方デビッドはエリックが襲われていても割と見ているwwww
エリックがネイルガンでメタメタに撃たれていてもバールでボコボコにされていても、ちょっと待つwwwエリック報われねえな!!
でも「妹早く殺せこの臆病者!」はお前が言うなと思いました。

・チェーンソーが稼働した時のこれで勝った感は異常。
スプラッタ界においてゲット出来ればこれ程心強いものはない、それはチェーンソー。悪霊だろうがなんだろうが、この世に具現化したものはチェーンソーさえあれば片腕でも真っ二つ!爽快!その代わり敵が持っていれば絶望感しかありません。

長々と書きましたが畳み掛けるグロ!グロ!で緊張のしっぱなし。
また気持ち悪いだけでなく悪霊(悪魔?)のこの世の悪意だけを煮詰めて抽出したようなどす黒い感情のおぞましさも相まって久々に暗闇に恐怖を覚えるホラーに仕上がっていました。
怖そうでまともに見れなさそうな気がしたので今回は吹き替えで観たのですが、もう一度字幕版で生の音声を聞いてみたいと思います。
さいとう

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