じんわりきた
初めは普通の景色から何かが抜け落ちたような描写で息を潜めて見ていた
物語が進むにつれて主人公は色んな人に出会い、映画のトーンがそのたびに変わる
複数の異なる感情を同時に抱えながら…
大切な日に大切な人を失い、自分も見失ったように放浪する主人公 魂が抜けたような彼女の目に他人はちゃんと映ってるのか、そうでないのか 新しい土地で出会う人もみーんな初対面の人間の扱い方に違和感がものす…
>>続きを読むどこまでも綺麗な雰囲気の、透明感すら感じる映画でしたが、登場人物達の不安にさせるほどの馴れ馴れしさとそれを受け入れていく主人公の順応さが奇妙でした。
海からきたのか海に向かうのか。それは人を引き寄せ…
このレビューはネタバレを含みます
にべもない表情、一言で言うと「不気味」
登場人物全員、馴れ馴れしいというか距離感の詰め方が無理。なぜか誰かの「死」が話題に出る。
人と出逢い、そして別れる。その繰り返し。
そのサイクルが短い・長いは…
遠山昇司監督脚本作品。良いよー。
喪失を内包してしまうと虚構へ沈んでしまいたくなるかもしれない。しかし、明確な意思を持ったコントラストや安定した構図は、リアリズムを目の当たりにすることを怠らず、糸口…
街が停電みたいになるオープニングはどうやって撮ったのだろうとハッとしてしまうくらいに良かった。
後半に出てくる盲目の少女は出てきた瞬間に盲目と分かったので驚くほど上手い女優さんだなあと思ったら本作…