メイマーツインズ

L.A.ギャングストーリーのメイマーツインズのレビュー・感想・評価

L.A.ギャングストーリー(2012年製作の映画)
3.5
《まるで”ギャング〟な警察たち》

豪華キャストで描く、実話を基にしたL.A警察のもうひとつの戦い!初鑑賞。

”L.A.コンフィデンシャル〟がロサンゼルスの帝王ミッキー・コーエン逮捕後の世界を描いたのに対し、今作は逮捕するまでの物語。

コーエン帝国を崩壊させるべく、秘密裏にオマラ巡査部長(ジョシュ・ブローリン)を中心とした精鋭部隊が組織された。
各々の強みが違う、個性溢れる”6人の漢たち〟。
果たして、彼らはギャングとの戦争に打ち勝つことはできるのか?

ミッキー・コーエンを演じるショーン・ペンの凄みのある演技に圧倒される…
ジョシュ・ブローリン、ニック・ノルティの男臭さとライアン・ゴズリングの甘い雰囲気との絶妙なブレンドが、この作品をコクがあって苦味のある味に。そして、エマ・ストーンの存在がクリームのようで、苦味のある世界を和らげている。
ラストのミッキー・コーエンとオマラの壮絶な殴り合いは、熱量がすごく、見ていて力が入る!

CG映像にチープさがあり、作品から世界観がイマイチ感じられなかったのがちょっと残念…

警察の精鋭チームvsギャングのボスという構図が”アンタッチャブル〟と似ているけど、今作の方が自分好みだ。
”L.A.コンフィデンシャル〟とセットで観るのがオススメ!両作とも豪華キャストで、また違った作風も楽しめます。贅沢な楽しみ方ですね〜。
先に今作を〜!