葛藤を描いた作品。男女が一緒にいることには、健全であれ不健全であれ理由があり、その繋がりは本能的なものである。
この作品での不幸になるために一緒になったは、単純に憎しみからのスタート。憎しみは愛を求める気持ちからスタートする。ふたりの行動は、ぽっかり空いた穴を埋めるための唯一の方法だった。
相手が苦しみ続けることで、愛を実感することは、歪んでいるかもしれないが、人間の本性の中に確実にある。それは誰もが愛されたいから。そのピースが合う人間と出会えるということは、すごいことである。
真木よう子さんは、この役がとても合っていた。ぴったりだった。