このレビューはネタバレを含みます
1930年代、中国🇨🇳
ブルースリーの師匠で中国武術の一つである詠春拳の達人、葉問(イップマン)の物語
今作の撮影はフィリップルスメール
ソフィアコッポラ監督「The Beguiled」「椿姫」「オンザロック」も撮影していて、大好きなソフィアコッポラとウォンカーウァイの繋がりに胸が熱くなる
が、やはりウォンカーウァイといえばクリストファードイル撮影の代表作「恋する惑星」「天使の涙」「ブエノスアイレス」「花様年華」にあるような独特な手持ちカメラによる寄りやスローモーション、広角レンズを用いたクローズアップショット等のカメラワーク、鮮やかな色彩感覚の印象が強いので、それを期待すると今作は全く異なるものに
ただ脚本はウォンカーウァイなので、「欲望の翼」のラストのみ出演のトニーレオン(当時の恋人カリーナラウの拉致事件のため、本作の主演降板。続編で主役の予定が予算等の都合により本作のみに)のように中途半端なチャンチェンの存在があったり、アクションシーンを入れながらも恋愛群像劇中心であるところはウォンカーウァイらしく感じつつも、話をより複雑に、取り散らかった印象にしていて勿体無く感じた
雪の繊細な描写は光るものがあった
後半はラヴストーリー、主役はチャンツィイーに
エンディングはもはやトニーレオンのPV
ファンには堪らない
あの視線
何度も見ちゃいました
もし、クリストファードイル×ウォンカーウァイの今作ならどうなっていたか
そしてまた2人のタッグが見たい