このレビューはネタバレを含みます
あんな理髪店は恐くて行けん！
日本の劇画コミックを見るような
ケレン味タップリの
モンタージュ、アクション、ドラマ。
時間やお金、手間暇かけて、ちゃんと
作ると映画ってやっぱり出来栄えは
違うよね。
全てのカットがどれもみな、
画になってる。
ウォン・カーウァイだけに
アートです。
リアリティとデフォルメの
バランスも良く、
映画ならではの映像体験に、
目が釘付け。
駅での戦闘シーンは、車両の長さを
考えると、ごく短時間の中で、
あれだけの戦いをしてるってことだね〜⁈
トニー・レオンの見せ場は少なめ、
主役は、マスター個人というより
「受け継ぐ」ことそのものか。
チャン・ツィイー、見とれる。
「何も期待してないわ。
好きに罪はない。
ただ好きなだけ。」
「秘密にしていたのに、
あなたに会ったら口にして
しまった。」
「恩も恨みもないよ。あるのは二人の
縁だけだ。
もう一度六十四手を見られると
信じるよ。」
「私は武術の道は全うできなかった。
あなたは全うしてね。」
