残念ながらまったく良さが分からず。
カンフーのシーンも少ないし、バラバラの時系列と効果的とも思えない長回しのせいで話の筋が追いづらい。というより筋らしい筋もなく、結局この2時間何を観せられていたんだ、という感想ばかりが残る。
カンフーの映像美はまあ良かったが、それも10年代の映像技術ありきであって特段センスがいいとも思わなかった。
調べたところウォン・カーウァイ監督の作風自体がこういう感じらしいが、ならとことん相性が悪かったというほかない。
『イップ・マン』3部作を観るのが面倒だから、という不純な動機で手に取ったバチが当たったのだろうか。