柳楽優弥くん目当てで見ました。
長崎に暮らす、様々な思いを抱えた人々。ピアノのメロディにのせてゆるやかに進んでいく物語でした。
嫌いじゃないです、 でも、最後の方に出てくる白サギ?かな、あの鳥が…いかにも作り物っていう感じがしてちょっと気持ちが冷めちゃいました。いやもしかしたら、死んだ鳥はあんなふうになるのがリアルで私が知らないだけかもしれません。
あともうひとつ、ラストシーンで登場人物全員が集まるあの場所。もうちょっとファンタジックな…とまでは言わないけど…なんとかならなかったかな〜w あまりにもフツウの場所。心象風景を思わせるような…少し現実から離れたような感じにした方がこちらの心に残るような気がしました。
清水が言った「(坂を)一歩上れば、ちがう景色の見えると」という台詞とても良かったので、舞台が長崎なのだから、もっと坂をフィーチャーしても良かったかなとも思います。
そしていちばん気になったのがタイトル!
この映画のタイトルと書体が、あまりにも映画の雰囲気と違いすぎて(泣)
『爆心 長崎の空』にあの荒々しい書体だから、もっと戦争や原爆にガッツリ向き合った内容なのかと思いこんでました。内容の良し悪しではなくて、もっとこの映画に相応しいタイトルがあったんじゃなかと思いますね。
さて大好きな柳楽優弥くんですが、今より若い!(当たり前w)というか、眉毛が細くてちょっとコワいッスw そのせいか顔つき今とぜんぜん違って見えます。鋭いナイフ…って感じで。
でもやっぱりこの人、画面に黙って映ってるだけでも見る価値ありますね。背景に物語が見えてくるような佇まい。もっともっといい俳優さんになる!と信じてこれからも応援します😆