フィル・ロードとクリストファー・ミラーのコンビにハズレなし。長ったらしく高校時代を描くことなく、ジョックとナードの凸凹コンビを築くまでのテンポの良さよ。得意分野を反転させた高校潜入が青春(プロム)のやり直しであり、異なる境遇と視点から得られる成長の物語に仕立て上げる隙のなさ。伏線と気付かせずにサラッと拾う構成も見事である。ブラックジョークも全開で好みなんですよね。
「貴様には黙秘権があり、供述は不利な証拠になる!弁護士を雇える経済力がなければ公選弁護人を!読み上げた権利を理解したか!?クソったれ!!」