TakahisaHarada

21ジャンプストリートのTakahisaHaradaのレビュー・感想・評価

21ジャンプストリート(2012年製作の映画)
4.2
高校時代は交わることのなかった陽キャと陰キャの同級生がおとり捜査で高校に潜入するバディもの、かつ2人が逆の立場になる青春のやり直し的要素もありで楽しい。

お互いの欠点を補い合う凹凸コンビのバディもの的な良さもある上に、下ネタ、不謹慎ネタ満載でめちゃ笑える。初登校時にたまたま殴った相手が黒人のゲイで、いきなり満貫クラスを引いてしまうのめちゃ笑ったし、先生たちもやばい奴しかいなくて面白い。
序盤のドラッグ描写も最高で、特に第3段階の自信過剰でめちゃくちゃ笑った(ダグ(シュミット)の演技、ブラッド(ジェンコ)の4だらけの狂気のホワイトボード)。最後にトイレでお互いに吐かせ合う最悪の絵面になるのも良い。

その後もパーティーで見かけた3Pの「3人目の役割は?」、口が軽すぎる叔母フィリスに捕まったときの「関節炎で手が痛むからチンコを握らなきゃ」、エリックの「舞台でのケンカを見て警官じゃないと確信した」とかどれも笑った。
チェイスシーンで全然爆発しない、プロムの格好でキメるも芝刈りを命じられるとかありがちな展開を裏切ってくるのも良かった。

初逮捕し損ねる公園のシーンで、怪しい男たちの1人が言う「だったら俺はDEAだ」が壮大な伏線なのすごい…最後ジョニー・デップみたいな人出てきたな~と思って観てたら正真正銘ジョニー・デップなのもめちゃ笑った。オリジナルのテレビシリーズに出てた縁なのか。