『1つのドアが閉まれば、別のドアが開くんだよ。』
最愛の妻を亡くして、創作意欲を失った酒浸りの老作家・モンテ(モーガン・フリーマン)
甥のすすめで、夏のあいだ湖畔に家を借りることになり、そこで隣家のシャーロットと3人の娘(ウィロー、フィン、フローラ)と出逢い、すこしずつ前を向けるようになるお話です。
傷ついた心をそっと包み込むような、知的で、柔らかくて、あたたかい作品でした。
飼っている白い犬(リンゴ/スポット)もお利口で可愛いですし、モンテとシャーロットが、とても賢くてやさしいので、お二人を観ているととても穏やかな気持ちになります。
途中でふいに演奏するベートーヴェンの『悲愴/第2楽章』も素敵でしたし
障害を持つ青年カールを、相棒に任命して、友情を育むお姿だったり
敬意あふれる『Yes,Ma'am.』年齢や婚姻を問わずに使用できる、すべての女性への丁寧なお返事のお勉強になりました。
『想像力を使うんだ。人類がもつ最も強い力をね。』
理知的で上品でユーモラスな会話は、とてつもなくセクシーでございました。ありがとうございます。