戦争と平和。
暴力と友愛。
正常と異常。
ケとハレ。
祝祭的空間を見事に描き切った名作。
ホドロフスキーとも、フェリーニとも異なる、かと言ってフランス人ならではのスノビッシュな切り口とも異なる。
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戦争の無意味さをを俯瞰した視点でチャカし、巧みに練られた脚本でシニカルなコントのように笑い飛ばす快作。お祭り騒ぎのカーニバルパレードで戦争の愚かさを風刺し、滑稽な軍人の馬鹿さ加減をより際立たせている…
>>続きを読む大半の住民がいなくなった街で日常を謳歌するのは、精神病院に入院していた人、セックスワーカー(精神疾患と合わせて描かれているのは微妙だし酷い)、動物達。
逆説的にマジョリティがいかに公共空間から特定の…
しばらく「幻の紫外線」とか言っちゃいそう。住民がいなくなった街で精神科病棟の患者たちは好きな格好をしてなりきる。司教、将軍、理髪師、娼婦。サーカスのライオンは檻を開けても出てこない。患者たちは街から…
>>続きを読む精神病棟から解放されたのに町からは出て行こうとしない患者たちの姿が、開け放された檻から出てこようとしないサーカス団に飼い慣らされたライオンと重なるようで物悲しい。
自由と安全は半径5m以内にあるのか…
©1966 – Indivision Philippe de Broca