素人の自警団がエイリアンを見つけてしまう話。
キャストを見れば分かる通り、よくあるアメリカ産コメディーといった印象。
オジサン達のイチャつきと冒険を楽しみつつ、最後は彼らの成長も描いて…みたいな王道の作品ですね。
ベン・スティラーは主役という事で受けの演技が多かったですけど、ヴィンス・ヴォーンの粗暴なキャラだったり、ジョナ・ヒルのオフビートなキャラは、彼らの十八番となる役柄で安心して楽しめました。
このキャストだけでグッと来る人は見て損はないと思いますよ。
ただ、そうした安定感はある一方、何か突き抜けたものがないのも事実で。
もう少し、ブッ飛んだギャグなり、スリリングな展開が欲しかったなと。
「エイリアンが人間に紛れている」という設定で言えば、近年では『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』がありましたが、あの映画と比べると物足りなさを感じました。
まぁ、過度な期待をせずに見る分には十分に楽しい作品でしょう。