マグロ

不運な人々のマグロのレビュー・感想・評価

不運な人々(1921年製作の映画)
2.8
【政治的リアリズム】
ドライヤーによる四作目。

色々なところから影響を受けていて結構ゴチャゴチャしてる印象。
社会主義リアリズムの先駆的手法や役者としての素人起用、ラング的な陰影、グリフィス的な物語と展開。

キリスト教に改宗したユダヤ人の女性をヒロインに、ロシアのユダヤ人虐殺を描いた不寛容の物語。

ところどころシュールかつ気持ちの悪いシーンが加えられているのがすごく良い。
コサックダンス死や、煽動者がロシア人を率いる時の小さな子供のクシャクシャの笑顔。
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