菩薩

不運な人々の菩薩のレビュー・感想・評価

不運な人々(1921年製作の映画)
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隣り合う者達がたかだか信じるものが違うくらいで互いの手に武器を取り歪み合い殺し合う事の理不尽さを既に100年も前に見事に訴えかけていると言うのに今はこうして迫害されていた者達が意気揚々と迫害する側へと回っているのだから本当に愚かな事だと改めて思う。一方の権利や自由が保障されると自身の権利や自由が侵害されるのではないかとの恐怖、革命前夜の混乱の矛先を弱きに、マイノリティに向ける群衆。踊りの最中に突然血を吐いて倒れるコサックは何事…幽体離脱に『シャイニング』のアレっぽい扉を介しての対峙。
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