あみだくじ

終戦のエンペラーのあみだくじのレビュー・感想・評価

終戦のエンペラー(2012年製作の映画)
4.5
 第二次世界大戦後、アメリカは日本の軍人等を東京裁判で裁いたが、そこに昭和天皇も裁判にかけるかどうか、というストーリー。
 私は戦後に産まれているので、こういう話はちょこっと授業で習う位だったけど、映画で段々と知ったような感じ。昭和天皇の玉音放送までの大変さや、本作のように戦後の日本の復興が、すんなりいくまでの事やら。改めて、映画はいいなと思った。まぁ、脚色がどこまでされているかは分からないけど。
 改めて昭和天皇の凄さを知ったような気がした。別にわたしは天皇崇拝者ではないのだけど、一応天皇陛下が国のトップではあったけど、すでにその時から象徴だけだったような?しかも宗教的な。いいように使われていただけなような?現に玉音放送を盗るという名目で、皇居に突撃してるし。なーにが天皇陛下の為に!だよ。そんな事されてるのに、玉音放送を録音して、戦争を終わらせて、終戦後は戦争責任は自分だけで、国民にはない、と。どんな教育されていたのか。体を張ってでも国民を守るべき。ほんと、政治家がやるべき事なのに。私はこの戦争で誰かを亡くしてないから言えるんだろうけど、ある意味、天皇制度を残すっていうのは、日本の勝利だったのかもしれないかなぁ。もし、あの時、昭和天皇がマッカーサーのところに行かず、裁判にかけられていたら。考えるだけで怖いわ😱
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