この艶っぽい不穏な空気感はカラックスらしくて好き
「時代はもう行為自体を望まない」というテーマ?
たしかに最後のアポで、猿に対して夫(?)を演じるドニラヴァンを観て何か揺るがされた感覚を持った「こ…
傑作。レオス・カラックスによる映画史。自身のフィルモグラフィーと大文字の映画史を同時に描く。演ずることと撮ることの意味するもの。
極めて自己言及的。映画を見つけたカラックスとラヴァンについての映画…
・あらすじ
生きることの美しさへの渇望に突き動かされる主人公オスカーが、富豪の銀行家、殺人者、物乞いの女、怪物など、年齢も立場も違う11人の人格を演じながら、白いリムジンでパリを移動し、依頼主からの…
カメラも観客もない俳優の一日。いや、映画になってる以上カメラはあるだろうし、おれという観客もいるわけだけど。「演じる」という矛盾を生きる人間についての話だ。
おれは近年のレオス・カラックスがあんま…
見る者と見られる者、主体と客体についての映画であると同時に、レオス・カラックス本人についての映画でもある。
ベルイマンの『仮面/ペルソナ』と共通するテーマ。
映画人は映画という芸術を解体せずにはいら…
何の知識も無く見始めた作品で、はじめは銀行員の日常を描いた作品なのかな?と見続けたら全く予想外のストーリーで、最後まで摩訶不思議、でもどういうわけか引き込まれてしまう、何とも言えない魅力に溢れる作品…
>>続きを読むなかなか見応えのある作品でした。単純な面白さではなく、不思議な体験が出来るワクワクとした面白さがありましたね。モーションキャプチャとか怪人とかのエピソードは観ているだけで楽しかった。あとやっぱり言葉…
>>続きを読む(c)2011Pierre Grise Productions-Arte France Cinéma-Pandora Film-Theo Films-WDR/Arte